暗記しなければならない単語が多すぎて気が滅入ってしまう

英語の受験関係の本(参考書・問題集・勉強法)を読んでいると、 たまたまやって成功しただけの人が万人に当てはまる勉強法のように書いてあって、 その結果、全く無駄なことをさせているのです。

特に影響力のある「大手有名予備校のカリスマ講師」は、 とくに罪が重いと感じています。

はじめは、「大学受験英語」だからそんなものなのかな?

と、へんに納得していた部分もありました。 私たちの受験時代もそんなものだったような気がしたからです。

しかし、近年の大学入試問題をいろいろ研究してみると、ちゃんと「米英」でも通じる、英語問題を使っています。 (特に最近やった、「慶応の環境情報学部」の問題などはエクセレント!!でした)

なのに、「受験界」の「英語」では・・・

私も最近教える立場になったので、有名どころの「参考書・問題集」を見てみたのですが、 現代では役に立たない「化石」のような知識がかなり多いのが分かりました。

特に、英文法なんかでは、私でさえ聞いたことがないような問題が少なくなく、 「わざと自信を失わせているのか?」と思わざるを得ないような内容ばかりが 出回っているのです。

もちろん、「選別」するための「試験」ですから、 「受験固有」の知識も存在することは否定できない事実です。

ただ、そういう特殊な部分を強調しすぎる「受験情報」があまりにも多いのではないか・・・ と切実に思うのです。

「これができない」ということで悩んでいる受験生がいたら、喜劇にちかい悲劇とさえ思えて・・ 「無駄なことさせて、自信をなくさせるな!」と怒りを感じ、すこし暗い気持ちになりました。

つまり、受験英語の世界の現状についてきつい言い方をすると、 「実際の大学入試英語」は「正常」なのに、「大学受験界の英語」は「異常」だということなのです。

以下に、英文読解の本質的な思考について掲載していますので、じっくりと読んでみて下さい。

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